ハウツー本を生かしていない文章でお送りします

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

 超有名本で、理文問わず是非読みましょうなんていう触れ込みもあって、古本屋で百円で…そんな様々な要素に後押しされて読んでみた。
 途中まで読んで一ヶ月ほど放置したものだから最初の方なんかまるで覚えていないし、最後の方は「この内容は要るの?」と思ってしまったり。じゃあ良いところはないのかというと、そうではなくてやはりある。トピック・センテンスとメモの重要性はひしひしと伝わってきたし、文の構造を簡潔にする心構えも新たに出来たと思う。主張があってもわかりにくい文章は読まれない(僕の文章はまず主張がないんだけど)。
 この本はまた本格的なレポートを書く時に役に立ちそうだから大切にしまっておこう。…つまり趣味で読むことはない。だってしんどいんだもの。内容が古かったりして現代では役に立たないところもあるし、それなら僕は『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 (新潮文庫)』を読みたい。文章を書く、という基本的なところはこの一冊で抑えられる。そして何より読みやすい。これ重要。
 …ほめてるのか貶してるのかわからなくなってきた。何にしても一度は読んでおいて損はない本だとは思う。レポートを提出しなくてはいけない人は是非。


 ていうか僕、この手の文章読本よんでも意味ないよね…。元々の国語力が低いわけで…。