THE BACK HORN / イキルサイノウ

イキルサイノウ

イキルサイノウ

 『惑星メランコリー』は僕の思うこと全てを歌ってくれた。「愛が地球を救うなんて誰が言う」「許されぬもの程 愛しくなるのは何故」「俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ!」 以上の文句は僕が好きなもの。全体的に修羅場。
 『幸福な亡骸』は、矛盾が本当に綺麗だった。というか綺麗な景色の中に矛盾があった。死がロマンチック。
 THE BACK HORNは汚い言葉もおかまいなしに使う。しかしそれでも綺麗だと感じさせる力がある。上っ面だけの綺麗さは無く、どこまでも誠実な印象を受ける。そんな彼らのエネルギーを正面から受け止めるのはかなり難しい。憂鬱になってしまう。