ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス<スーパー・ショック・プライス>(DVD付)

ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス<スーパー・ショック・プライス>(DVD付)

 ライブ映像目当てでずいぶん前に買ったけど放置していた。暇だし見るか、ということでだらだらと鑑賞。感想だけど、まず撮り方が駄目。つまらないアングルをたらい回しにしているだけで、映像に感動しないし奏法も参考に出来ない。次に、誇大な考え方が鬱陶しい。共産主義が黒幕だったとか、反資本主義がどうのこうのとか、そういう過剰な煽りがどれだけ僕の興味を削いでいるか…。ロッキング・オンと似た感じ。これも革命とか歴史的意義とか噴飯してしまう言葉で溢れかえっていた様な気が。こう言ってはなんだけど、たかがロックなわけで、大層な言葉で煽り立てる必要はないと思う。
 ただジミヘンの「俺たちは電気を使って音楽をやっていて、でかい音を出すわけだけど、他の奴等の音はただうるさいだけだ。俺の音は魂を揺さぶる音だ」の様な旨の発言はちょっと頷いてしまった。魂を揺さぶらなかったらロックなんてただの騒音だと思うし。最近自分はジミヘンあんまり好きじゃないけど、実際に生で聴いたら衝撃的だとは思う。
 とりあえずDVDの評価はかなり低い。これを見た後は同梱(これじゃどちらが本体か分からないが)のCDを聴く気にならない。そちらはまたいずれ。