いい加減髪を切らないとやばい。もさもさしすぎていてアデランス通いだと勘違いされそうな髪型だ。この髪の伸びる速さは、僕が将来はげると暗示しているのだろうか。今からはげについて考えるのはとても憂鬱だ。地平線の向こうまで続く砂漠を歩いていて、その先にあるのは奈落の底ですよと通りすがりのおじいさんに教えられるような気分。やりきれない。僕ははげなのだ。