思いつくままに書いた

所謂娯楽の底を見てしまったような気がする。
表面は綺麗で豊潤で楽しそうに見えても、その奥底には虚無が佇んでいる。
いや、ひょっとしたら僕の見てきた物は娯楽の名を騙る物で、真の娯楽ではないのかもしれない。
真の娯楽は、どこまで突き詰めていっても、永遠に光を失わないものなのだろうか。
長く隣にいて魔が差しても、知らず知らず常に引力で僕を引き寄せるようなものだろうか。
ならば、周りで楽しいと謳われる物は真の娯楽ではないのだ。
彼らの謳う娯楽なる物には、そんなものは微塵もない。
一言で言ってしまおう。
群れた人間の賛辞は排泄物だ。
彼らは僕にそんな物を食わせて、しかも僕はそれをありがたがってかみしめていた。
そんなものは娯楽ではなかったのに。
これからの僕は、大衆が敬遠し且つ軽蔑する物をもっと知らねばならない。
真の娯楽はその内にあるような気がする。