なんかアニソンをオリコンチャートで一位にする計画が2chなんかで持ち上がっているらしい。自分はアニソン大好きなOTAKU-BOYなので興味津々。どれくらい好きかというと、カラオケでアニソンをメチャクチャ歌いたいのに友達がいるがために歌えず、家に帰ったら泣いてしまうくらいなのです。ちょっと誇張が入っていますけど、とにかく大好きなんですよ。
 まとめサイトを見てみると、どうもネギまの主題歌らしい。ネギま…。あの、もしかしてあのネギまの歌なんですか? チャートを見る度に日本の音楽業界を駄目にしていると思わせるあの…。ちょっと失望。
 応援フラッシュを見てみると、音楽は聴いて幸せになれるもの、想いを分かち合えるもの、ジャンルなど関係ないと定義されています。これには自分も同意します。聴いて幸せになれればジャンルなんてどうだっていいんです。素晴らしい音楽はボーダレス、すべて愛されるべきなのです。ですが、ネギまのCDを買ってる人で音楽を愛している人ってどれくらいいるんでしょうか? 僕には、声優萌えが高じて買った風にしか見えないんですけど。声優は関係ないにしても、音楽の出来自体はどうでもいいけどとりあえず買っておこうというファン、キャラに萌えているだけのオタク、そういった層が買っているようにしか見えません。本当に音楽が好きなのかと。「ネギまの歌は素晴らしいけど偏見に満ちた連中のせいで不当な評価を受けている。我々は音楽を広く愛せる人種だ。だから我々の手でネギまの地位をさらに高め、世に正当なる評価を与えよう!」と陶酔しているようにしか見えないのです。終いには今よりも顰蹙を買ってしまうという…。もう頼むからやめてください。音楽にまで萌えオタの手をかけると、余計にオタクの居場所が無くなってしまいます。それ、僕も困ります。
 歌そのものが良ければ自分もこんな思いには至らなかったのでしょうが、視聴してみてあまりにアレだったのでこんな意見になってしまいました。これを買うのはただのオタクか、膨大な音楽を聴いたあげくアイドル系にたどり着く人と同じ類の方か、どちらかだと思います。
 まあ、放送局がチャートを捏造してアニソンを不当に評価するのはさすがにいけないとは思いますが…。上位に食い込んでも紹介されないとか泣けます。林原めぐみとかは昔紹介されてたような気がしますが、今は違うようですね。
 どちらにしても別にあんなカス揃いのチャートで光らなくてもいいと思うんですけどね。良い音楽ほどオリコンチャートの上位には食い込まないという(笑)。
 ここまでメチャクチャに書いておいてなんなんですけど、逆に一位にするのも一興かと思えてきました。確かに今の邦楽界は腐っているんだし、こうなったらしょぼいアニソンに一位を取らせて思いっきり馬鹿にしてやりたい。なにがオレンジレンジだ、ネギまに負けてやんの、ププってな具合に。オタクの居場所なんて元々無いんだしさ、本当にやっちゃっても良いかもしれない。
 こんなオタク萌えソングが一位になる邦楽界なんて、と一般人が絶望すれば、マスコミに扇動されやすい大衆は今以上に音楽から離れ、どうすれば音楽が売れるようになるかとさらに議論され、行き着く先は価格設定であり、これを支配するジャスラックは企業体質の改善を迫られ、最終的にCDの値段は安くなる! な、なんて有意義な計画なんだ! こんな素晴らしい計画だったとは…メチャクチャ書いてごめんね!
 そういうわけでハッピー☆マテリアル買います!