偶然といえども偏りはある

 僕の日常は不幸に満ちている。要らぬ喧噪に巻き込まれた。電車内で、ちゅぱちゅぱと口を鳴らしている五月蠅いアル中が横に座り、服に酒の臭いが付き、帰り道でかわいい犬に吠えられた。ついでに車内で寝ているところをどこぞの婆さんに髪を掴まれ、酒の臭いを我慢してやっと寝たところを起こされた。まだまだある…。この世には運気というものがあるらしい。そして今、僕の運気は最低なのだろう。
 こんなブルーな気持ちとはさっさとおさらばして、勉強を頑張らなければ。推薦試験まで後二週間。小論文を書くための基礎学力は大分付いたと思うから、来週からは面接対策と小論文の数をこなすことを中心にする。