十四日目

 さすがに勉強しないとまずい。しかし、そんな心境でいながらも僕はくるりを聴いている。イエスとクリームも聴くつもりでいる。正直、駄目な男だ。

ネットサーフにて

 一流大学生数人の日記により構成されているサイトは僕を果てしなく鬱にして勉強する気力を失わせた全く頭がよい人が羨ましいしかもそのサイトは僕が中学の頃頻繁にアクセスしていたサイトで当時から東大に行くと日記で書いており浪人したことも若干ながら記されていたそして最近そのサイトを再び訪問し現在の物憂いの種となったわけであるああ羨ましい僕も一流大学に合格してインテリとなって日本を背負いたいが僕の頭では無理だそれはレイバーが未だ実用化されていないことからも明らかでその確証じみた思いが僕を鬱にさせる根本的で純粋な原因なのだとにかく自分のやれることをしなければならない人間は責任感を持ってこそ人間たり得るのだから

一の実行は百の計画に優る

 当然のこと。しかし僕はその当然のことすら忘れてしまう阿呆。逃げ出したくなったらいつも新しい参考書や教則本に逃げるが、それは金の浪費に他ならず、しかも精神すら堕落させる有害な行動と言える。子供の頃から性根は変わっていない。この十七年間、僕はそうやって生きてきた。
 僕が今すべきことは持っているものを活用することであって、欲望のまま消費活動して逃げることではない。分かっているんだ。でも、これを忘れてしまう僕は一生駄目なんだ。どうせ三日もすればまた忘れる。

鬱になり

 甘やかされて生きてきたことや環境を言い訳にするつもりはない。しかしもし僕に子供が出来たら、僕が育てられた方法とは正反対の方法で育ててやりたい。これだけは確かに言える。